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今日も馬のことばかり。
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管理人の競馬日記です。
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ヴィクトリアマイル

2012/05/13 08:51
◎フミノイマージン
○オールザットジャズ
▲ドナウブルー
△マルセリーナ
△レディアルバローザ
△アプリコットフィズ

まずポイントはアパパネの取捨。陣営の必至のダイエット作戦には頭が下がるが、もう引退でいいんじゃないか…と一度は思ってしまった馬であり、復活劇に対する期待感は正直それほど高くはない。まともに走られたらぐうの音も出ないだろうが、来たらごめんなさいということで無印。

おそらくこれが生涯唯一のGT制覇のチャンスと思われるフミノイマージンに◎。長めの距離を使われてきたのがいいし、牡馬混合戦での好走歴もあり、この馬のしぶとい末脚を生かすには府中マイルはベストの舞台のはず。「ジンジンしました」の名言を残した太宰君とのコンビも捨てがたいが、勝負に徹すれば乗り替わりの今回が狙い時だろう。

○は前走の楽勝が印象的だった藤岡佑@オールザットジャズ。石橋脩、秋山と続いた「悲願のGT初勝利」の流れにも合うし、何といいますか…ミッドサマーフェア、カレンブラックヒルといった今開催好調な馬名の音感にも合っているような気がする(そんな理由…?)。

外枠でもウィリアムズ騎乗が魅力のドナウブルー▲。府中実績はないが、勢いのある厩舎と血統で、まとめて負かすならこれか。同じくディープ産駒で、「悲願のGT初勝利」騎手の△マルセリーナ、内枠の福永が前々でソツなく回ってきそうな△アルバローザ、調教の動きがやけによく見えた△アプリコットまで。
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25,076,420円

2012/05/11 10:50
須田鷹雄氏が天皇賞の週のWIN5で2500万馬券を的中させ話題になっている。その記事目当てに、ずいぶんご無沙汰だった「FLASH」まで買ってしまった。紹介されている馬券術は論理的で、なるほど心動かされるものはあるけれど、たとえこの方法で高配当を得たとしても、やはり自らが考案した買い方で的中に至った須田氏の満足度には敵わないだろう。それでも、まだWIN5を一度も買ったことがないぼくのような存在にまで何かしら響くものがあるということだし、何よりもJRAにとってこの上ないパブリシティになったのは間違いない。もちろん、結果的に絶妙のタイミングで発売されることになったPOG赤本にとっても。

詳しい事情は分からないが、須田氏はカレン冠の馬主のブレーンもされているようで、NHKマイルCを制したカレンブラックヒルも、代理人としてセレクトセールで競り落としたのだとか。今年はすでにカレンチャンの高松宮記念も含めGTを2勝している訳で、2500万馬券のみならず、このところの引きの強さは並大抵ではない。そして、POGからリアル馬主、競馬予想からリアル馬券、競走馬の生産者サイドから競馬メディアまで、およそあらゆる局面で濃密に競馬にコミットしている氏のスタンスに、一競馬ファンとしてはやはり羨望を禁じえない。

競馬のリアルとヴァーチャルを自在に往還するその全能感は、あるいは一人勝ちの社台グループの当事者たちさえ凌駕するのではないかと想像するのだが、はたして如何ばかりか。
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新番組

2012/05/04 08:56
旅行のため今週末の馬券は全休の予定。NHKマイルCは出走を決めたハナズゴールの競馬に注目している。

テレ東の競馬新番組『福永祐一のジョッキースタイル』を観た。約5分間のミニ番組だが、ジョッキーの生の声をじっくり聴かせる構成には好感が持てる。同じく胴元JRAの提供だった他局の『馬の王子様』より、長い目で見れば競馬ファン発掘に寄与するのではないか…と思ってちょっと調べてみたら、たった5回で終了の予定とか。独特なオーラを放つホースマンたちをリレー形式で取り上げて、もっと続ければいいのに…。
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十年一日

2012/05/02 11:27
このブログのメインサイトである「忘れがたき馬たち」は、慣れないホームページビルダーと格闘しながら2002年のゴールデンウィークに開設したのだった。つまり今年のGWで丸10周年が経過したことになる。

その間の感想をひと言で表すなら「十年一日」。いや、10年間ひとつのことに打ち込んだ充実感…ではなく、10年前も今もやっていることに大差ない恐るべきマンネリズムという意味で。マイペースで継続できるHPにしたつもりではあったけれど、それにしてもマイペースすぎるだろう…とは我ながら思う。ちなみにこのブログを始めたのも2007年の正月だから、すでに5年以上が経過している。HPやブログをやめてしまえば、少しは楽になるのかと思わなくもないが、逆にこうして雑文を書き散らすことで、ストレス解消になっている部分も確実にある。

この調子でいけば、この先の10年もさして変わり栄えはしないだろう。ま、それより前に、HPとかブログとか、日本競馬とかを取り巻く環境の方が、先に変わってしまっている可能性はあるが…。
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3戦2勝

2012/04/30 11:55
来られたらいちばん悔しい馬券を買ったつもりの天皇賞だったが、結果的にはさらに悔しい結末が待っていた。前の2頭が大逃げを打ち、離れた3番手をナムラクレセントが追走…という思い通りの展開になったはずが、ゴールデンハインドと一緒に飛ばしているのはケイアイドウソジンではなくビートブラック。しかも最後はゴールデンが垂れてビートが残るという信じたくない結果に。結局獲れたのはジョーダンとバリアシオンのワイドのみで、個人的にはオルフェの惨敗よりも前残りの主犯違いの方に衝撃を受けた。

先週の土日は、一口出資馬のセプタードアイル、ウインルキア、ウインスラッガーの3頭が出走。いずれも1番人気で、3勝してもおかしくない強力布陣だったが、何とか2勝を挙げることができた。セプタードアイルは09年産出資馬初の勝ち上がりで、キャロットクラブでの記念すべき初勝利となった。これまでの出資馬で最も募集総額が安い同馬だが、安い馬が首尾よく走ってくれるのは、これまで感じたことがなかった独特の気持ちよさ。キャロットで出資するなら、こういう馬こそなのかもしれない。それにこのロージズインメイ牝馬は、走る姿が本当に美しい。

デビュー以来、2着、2着、7着、4着と、同厩の先輩ラーニッドと怖いぐらい似通った蹄跡を歩んでいたウインスラッガー。その流れで行くと、初勝利まではあと2戦を要するはずだったが、予定を早めて(?)今回決めてくれた。どの出資馬も勝ち上がりはうれしいものだが、命名馬のこの馬の場合はまた格別で、未勝利で終わらずホッとした。こちらはまだまだ絞れる無骨な作りで、本領発揮はこれからだろう。

今回も予定が合わなかったが、口取りの絶好のチャンスだったなぁ…。
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天皇賞・春

2012/04/29 10:42
別項オルフェーヴル2編UPしました。

そこでも触れたように、今回オルフェーヴルの走りそのものには興味は尽きないのだが、こと馬券という観点からは、なかなか興味の持ちにくい、いまひとつ魅力に欠けるメンバー構成。ならば馬券もエンターテイメント性重視で、行った行ったの前残りが一興かと…。

◎トーセンジョーダン
○オルフェーヴル
▲ウインバリアシオン
△ナムラクレセント
△ゴールデンハインド
△ケイアイドウソジン

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常人でないオーラ

2012/04/24 10:15
そういえば、先週発売の「週刊文春」に競馬ネタを取り上げたコラムが載っていた。「テレビ健康診断」というテレビ時評で、馬事文化賞作家・亀和田武氏と青木るえか氏が交互に担当しており、亀和田氏の担当の回にはたまに競馬の話題が登場することがあるのだが、今回は青木氏の回。

取り上げたのは「競馬BEAT」という西日本地区の競馬番組で、そこに登場するスタジオ解説者の坂口正大元調教師に、銀髪で口数少なくかっこいい〜と心が騒ぎつつ、福永祐一、岡部幸雄、岩田康誠の3人が発揮する「常人でないオーラ」にぶっとばされた…というもの。こういう、競馬ウォッチャーじゃない人から見た競馬人評はなかなか新鮮で面白い。青木氏はその「異形のヒト」ぶりの背景を、「馬と暮らすうちに時間の流れや感情がヒトとずれちゃった」と分析してみせるのだが、なるほど競馬ファンにはなかなか持てない視点であり、発想である。

言われてみれば確かに、普段当たり前のように目にしているホースマンたちの挙動や言説は、一般的な感覚からすればかなりユニークであり、他では見られない類いのものかもしれない。坂口元調教師の紳士ぶりには独特の時代錯誤感があるし、オヤジの現役時代を見た訳じゃないがユーイチの佇まいがどんどんヨーイチ化しているような気がするし、毎度威勢のよい岡部さんの挨拶には真性の体育会気質を感じるし、岩田君はもう言わずもがなだし…。

他にも、初めて見たらきっとインパクト大のエビショーは、先週のミッドサマーフェアの勝利騎手インタビューを見ていたら、話し方がどんどん岡部さん化しているような気がするし、エダテル@ネコパンチと猫ひろしとの関連性については先週の東スポで報じられた通りだし、管理馬をなぜか「スーニさん」とさん付けで呼ぶ吉田調教師とか…。

その、日常と非日常、馬のいる世界といない世界とを隔てるわずかな差異、その機微のようなものが、不思議と人を引きつけるに違いない。
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豊マジック再び

2012/04/17 12:33
皐月賞は切った2頭のワンツーで万事休す。というか、もっと荒れると思っていたので、1〜4番人気が全て掲示板に来るという結果が想定外だった。これでダービーは、ディープ軍団(社台)によるゴールドシップ(日高)包囲網という構図が避けられない情勢だろう。

さて、日曜中山8R・袖ヶ浦特別では、出資馬ウインバンディエラが快勝。今年の一口初勝利であるばかりか、昨年の7月以来およそ9か月ぶりとなる久々の勝利だった。正直、ウインが新体制になってから、もう自分の出資馬は勝てないんじゃないかと思わなくもなかったので、そういった呪縛からもようやく逃れられた貴重な1勝となった。

今回は相手関係や枠順や馬場状態に恵まれた部分もあるが、最大の勝因はやはり武豊だろう。長らく低迷していたバンディエラに2勝目をもたらし、芝千二で終いの脚を生かすというスタイルを確立した朝里川特別から約2年。それ以来、追い込んでは届かずという競馬をくり返していたバンディエラだが、約2年ぶりに武豊に手綱が戻った途端、あれほど展開に左右されていたのが嘘のようにさらっと勝ってしまった。道中のかなり早い段階から、ああ、今日は勝てるな…と確信めいたものさえ感じられたほどだった。

2年前の朝里川特別の時にも言われたことだが、内すぎず外すぎずのコース取りが実に絶妙。そして道中一度も乱れることのなかったスムーズな緩急のリズム。ゴール板までまるで計ったように脚を余さない追い出しのタイミング。勝つ時は本当に競馬の美しさが印象に残る騎手である。最近は、そんなスタイルと競馬の流れがかみ合わないちぐはぐな騎乗も散見されるように思うが、ことバンディエラに関しては手が合うのだろう。

これでバンディエラは総賞金が7千万円を超えて、トリガーを抜き歴代出資馬の稼ぎ頭になった(しかも重賞勝ちのある半兄・ダンツキッスイの中央獲得賞金も上回った)。ここまで38戦というキャリアも、歴代出資馬中最多という孝行馬。今後どこまで記録を伸ばしていってくれるのか、準オープンでの競馬も楽しみにしている。
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皐月賞

2012/04/14 10:45
◎ディープブリランテ
○グランデッツァ
▲トリップ
△メイショウカドマツ
△コスモオオゾラ
△アダムスピーク

朝日杯の頃までは、現3歳世代の3強と目されていたディープブリランテ、グランデッツァ、トリップ。しかしこの3頭、どれもダービーよりは皐月賞向きだなぁというのが正直なところ。逆にワールドエースとゴールドシップは、明らかにここよりダービー向きなのだから、ここは素直に元祖3強を狙えばよいのでは。

◎ディープブリランテは、とにかく道中の折り合いに尽きるが、まともに走れば突き抜けてもおかしくない。枠順も絶好だし、道悪実績もあるし、また今週もディープ&岩田かよ…という気もするが、こういう癖馬はこの鞍上でこそだろう。

○グランデッツァは欠点の少ない馬。ただいかにも優等生的な競馬をしそうで、何かに突発的な力を発揮されたり、出し抜けを食らったり…という不測の事態にどこまで対応できるか。▲トリップは、血統的に荒れ馬場適性はありそうだし、内枠で先行力が生かせそうだし、鞍上田辺のさばき次第ではアタマまであっていい。

他で買いたいのは、この枠なら行くしかない△メイショウ(武幸でなく藤岡康なら…)、前日の雨が味方しそうな△コスモ、ラジニケ杯と同じ内枠とピンナで△アダムスまで。
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あと9回の桜

2012/04/10 11:08
桜花賞は3着のアイムユアーズが抜けで、馬連・ワイドのみのトリガミ。年初以来ずっとプラス収支を続けてきた馬券が、ここにきてほぼトントンまで落ち込んできた。ここらで3連複のヒットがほしいところだが…。

桜花賞翌日のレース回顧では、石坂調教師の言葉が印象に残った。日刊スポーツの記事によれば、熱発明けのチューリップ賞の時、同馬主ジョワドヴィーヴルや僚馬エピセアロームも出走することから、フィリーズレビューへのスライドをクラブ側から打診されたが、ここが本番への理想のステップと信じる61歳の師は、こう言って断ったというのだ。

「クラシックを狙えるのはあと9回。好きにさせてください。」

このエピソード、まず、日刊紙というオフィシャルなメディアで、こういったクラブ馬主の意向が明かされるのが珍しいと思った。出資者レベルでこの話がどの程度知らされていたのかは不明だが、少なくとも部外者には知りえないことであり、これなら日刊紙の競馬取材にも意味があるだろう。そして石坂師の言葉を見て思ったのは、調教師とは、つまるところ実にシンプルな稼業であるということ。定年までに為すべきことが、この段階で明確に見えているという潔さである。

今年の東京は、この1週間が桜の見頃だった。震災後間もなかった昨年はほとんど桜の記憶がないが、昨年行きそびれた自宅や職場近くにあるお気に入りの桜スポットを巡って、今年は2年分の花見を楽しんだ。

こうしていつまでも楽しめると思っていても、やがていつかは見納めがやって来るのだろう。近所の桜も、仁川の桜も。
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桜花賞

2012/04/08 09:50
◎ハナズゴールの予定だったんで、未だに予想のポイントが定まらない。暫定的に印だけ挙げておくと、

◎ジョワドヴィーヴィル
○ジェンティルドンナ
▲ヴィルシーナ
△プレノタート
△サンシャイン
△イチオクノホシ

◎○▲の3頭は確定だが、△3頭の取捨が難しい。一応、末脚の切れと鞍上の勝負強さでこの3頭としたが、パララ、エピセ、サウンドあたりも捨て切れず…。

でも、せっかくいい天気なので、今日は早めに投票して花見に出かけよう。
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集団逸走の幻想

2012/04/02 10:27
メインのワールドカップに限らず、日本馬にとっては厳しい結果が待っていた今年のドバイミーティング。昨年とは状態が違っていたというタペタの馬場に敗因を求める声もあるが、昨年の結果が僥倖なのであって、これが正味の日本競馬の実力であるといささか自虐的に認めざるを得ないのかもしれない。

気になったのは、日本馬たちレースにおける存在感の希薄さだ。これは馬の力ばかりではなく、騎手の戦略に拠るところも大きいと思うのだが、道中ほとんど存在感が消えてしまっていて、レースに対する支配力というものが極めて乏しいのだ(その点、昨年のミルコと藤田は出色だった)。とにかくスローの瞬発力勝負、というサンデー系による箱庭的競馬を突き詰めていくと、世界の舞台とはどんどん乖離していくのではないか…という危惧すら抱いてしまった。ま、海外で優勝するために競馬をやっているのではない、と言われればそれまでだが。

そんな残念な深夜のドバイ中継だったが、思わず目が釘付けになったのが、ドバイゴールドカップでのレース中断の場面。長く競馬を観てきたが、あんなシーンは初めてだ。しかもオルフェーヴルの“アレ”を見て間もなかったこともあり、最初は馬が集団で逸走し始めたのかと思った。どこか現実の競馬とは思えない、幻想的でシュールな映像だったが、ハナを切っていた小牧@マカニビスティーが、ある意味今年の日本馬唯一の見せ場(?)だったのかもしれない。
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遥かなる記憶の彼方へ

2012/03/30 11:32
別項「スマートファルコン2編」UPしました。この馬ももちろん楽しみなのだが、オルフェーヴルが出てたら普通に勝ってた気がするのは気のせい…?

そのオルフェーブルについての記事が、珍しく「アエラ」誌で取り上げられていた。例の阪神大賞典での逸走事件についてである。曰く、レース途中で先頭に立ったオルフェーヴルが、レースが終わったと勘違いして止まろうとしたのではないか、と。しかしそれを言うなら、1周目のスタンド前でのオルフェーヴルの加速も尋常ではなかった。あれは完全に1周目でゴールと勘違いしていたのではないか…とぼくには思える。また別の意見では、池添が道中あまりにも手綱を抑えすぎたので、馬がその指示に忠実に従って止まろうとしただけだ、とも。馬は記憶力のいい動物、と記事にはあるが、今回オルフェーヴルの脳で発動した記憶回路がどんなものだったのか、興味は尽きない。

ところで、調教再審査って、いったい何をどうやって審査するのだろうか…?
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高松宮記念

2012/03/24 12:57
先週末は旅先で競馬が見られない環境だったのだが、そんな時に限ってワールドエースの快走や、オルフェーヴルの迷走や、セプタードアイルのデビュー戦なんかが重なったりする。週半ばに後付けで映像を確認したのだが、たった中1週、競馬の時間が滞っただけで、すっかり取り残されたような気分になるものだ。何だかまだ感覚が取り戻せないまま、今週はGTもあるんだよなぁ…。

◎ロードカナロア
○マジンプロスパー
▲ジョーカプチーノ
△ダッシャーゴーゴー
△サンカルロ
△カレンチャン

新装中京のコース傾向がよく分からんので、目下の勢いを素直に評価して◎ロードカナロア。○と▲は千四適性が長い直線に向きそうだし、パワータイプで道悪も苦にしないだろう。人気の盲点△ダッシャーは左回りと鞍上の新味で大駆けも。逆に左回りのイメージが湧かない△サンカルロと、連勝時の勢いに欠ける△カレンチャンは評価を下げた。他にも伏兵多数で難解な一戦だが、正直言って頭が回らず…。
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14時46分

2012/03/13 09:30
春の中山開催で毎年恒例にしているゴンドラ席観戦ツアー。昨年はあの震災で、それどころではなかった。そして今年。WIN5の共同馬券を買いたいということで日曜日が選ばれ、奇しくもその日が〈3・11〉だった。ぴんと張り詰めたように肌寒い競馬場には半旗が翻り、14時46分になるとそれまで流れていた時間が停止して黙祷。昨年、職場であの大地震に遭遇した時のことが蘇る。1年後のこの瞬間に競馬場にいられることの幸福と、ささやかな後ろめたさ。結局この日、馬券は大ヤラレだったが、賭けるたびに濃密な時間を過ごした。博打とはまた、生の実感なのだ。
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キャラ立ち

2012/03/06 11:34
昨年のダービーは出走全馬がサンデーサイレンスの孫だったが、今年のクラシックは出走馬の大半がディープインパクト産駒になるのではと言われている。この現象をどう感じるかは、競馬歴によって様々だろう。思えば、ぼくが競馬を始めた年は、サンデー産駒の2世代目がクラシックを席巻していた年であり、ディープ産駒2世代目の今年と状況としては似ている。そして、その状況に特に疑問を抱くことなく競馬にのめり込んでいったのだから、最近競馬を始めた若い人たちもまた、ディープだらけのクラシックに大いに魅力を感じていてもおかしくはない、ということになる。

それでも、当時と今との違いを考えてしまう。例えば先週の弥生賞は、出走15頭中5頭がディープ産駒だった訳だが、それぞれの馬の違いをどれだけ認識できているだろうか。「ローエングリンの下」といった血統的な特徴はあるにせよ、馬自身のキャラクターとしては、ほとんど違いらしい違いはないのではないか。出走予定だったベストディールも然り。同日勝ち上がったマウントシャスタ然り。総じてディープ産駒から受ける印象は、どれもこれも似たようなもの…というのが正直なところではないだろうか。

ひるがえって1996年のクラシック。サンデー産駒の四天王と呼ばれた、若大将イシノサンデー、優等生ロイヤルタッチ、坊ちゃんバブルガムフェロー、眠れる貴公子ダンスインザダーク。同世代には善戦マンのローゼンカバリーや、鉄砲玉サイレントハンターといった名脇役もいた。これだけの馬キャラが瞬時に甦るのは、サンデーとディープの種牡馬としての資質の違いなのか、それとも瑞々しかった当時とスレッカラシた現在の、競馬に対するぼく自身の感性の違いに過ぎないのか…。

ひとつ言えるのは、サンデーが生んだ名馬たちが、縦縞の勝負服ばかりではなく、時には永井氏や臼田氏や西川氏や金子氏の馬だったのに対し、ディープの良駒はすべからく社台系一口クラブ、つまりは吉田氏の馬であるということだが…この話を始めると長くなりそうなので、また今度。
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キャロ馬名雑感

2012/02/29 11:21
もう先々週の話題だが、キャロットの2歳馬の馬名が決まった。入会後初めての、つまり冠名なしクラブとしては初体験の馬名発表だった訳だが、なかなか新鮮だった。

で、出資馬の馬名だが、ティエッチマンボの10が「エルマンボ」。この馬は、父ウォーエンブレム絡みの馬名が出尽くした感があり、母ティエッチマンボからの連想も難しく、馬名応募が難しかった1頭だが、そうきたか、という感じ。第一印象では「ん?」と思ったが、何度も見ているうちにすぐに馴染んだ。どんな馬名でもそうだが、この馬の場合も馬が走りさえすれば、十分強そうに思える馬名だと思う。

そしてジンジャーパンチの10が「ジンジャーミスト」。これはぼくが応募した馬名と同じだった。ただ、馬名由来の文章が応募したものとは違っているし、ネットで見ただけでもこの馬の名付け親はかなりいるようだし、この馬の場合、ほとんど多数決のような決まり方だったのではないだろうか。まぁ母名と同じ「ジンジャー」の付くカクテル名って、誰もが考えそうなパターンではあり、応募馬名としては初級編ということか。そんな訳で、名付け親感は薄いのだが、思っていた馬名に決まってくれて素直にうれしい。

先日、その馬名命名証が届いた。想像していたより大型の立派な額に入っており、たかが馬名でここまでしてくれるとは、何やら面映い心持ち。これをもらうことが、キャロット入会の大きな目標のひとつだったのだが、早くも叶ってしまった。次はぜひ、ライバルの少ない馬名で採用されればと思う。それに、思えばこれまでの人生、賞状の類いとは縁が薄かったが、こんな賞状なら何枚あってもいい(笑)

ちなみに、他の2歳馬の馬名では、「フルグラント」「サークレット」「アケルナル」等が字面的・語感的に好みだった。エンシェントヒルから「オルヴィエート」という連想もなかなか美しい。「バルカローレ」は、いつかクロフネ産駒に付けたいと思っていて、ウインでも応募したことのある思い入れのある馬名。「カドリーユ」は、出資候補だったこの馬に出資したら応募しようと思っていた、まさに同じ馬名。つまり、もし出資していたら、この馬も複数の名付け親になっていたということだ。

その他、興味は尽きないが、けだし馬名フェチの心をくすぐるイベントですな〜。
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競馬の国の無限実況

2012/02/22 11:46
昨日、出資馬ウイントゥルーラヴが公営浦和の競走に出走した。結果は出負けして7着と振るわなかったが、このところ一口の持ち馬がさっぱり稼動していないので、まずは出走してくれただけでもうれしい。

ところで、地方のレースは大概平日の昼間だから仕事中なのだが、さすがに職場のパソコンでレース映像を観るのは憚られる。そこで、ちょっと席を外してケータイをかけることになる。この“電話実況”が、なかなかにフシギだと思う。クラブからのメールには、「0180−○○○−×××で実況がお聴きいただけます」とあるのだが、そもそもそれがどこによるサービスなのかが不明だし、電話番号も毎回変わっているようなのだ。

かけてみると、どこの競馬場の第何レースかも分からない実況がすでに始まっており、それが終わると次のレース、そのまた次のレースへと、途切れることなく実況が続いていく。こちらは目当てのレースが終われば通話も終了するが、あのエンドレス実況はいったいいつ始まっていつ終わるのだろうか?

そもそも、ライブ実況なのか、録音された実況なのかも分からない。当日のレースなのか、過去のレースなのかも分からない。浦和のレースだけなのか、他の地方競馬も混じっているのかも分からない…などとつらつら考えていくと、今実況されているこのレースが、本当に行われている競走なのか、架空の競走なのかも判然としなくなってくる。

日本国内なのか、海外のどこかなのか、あるいは地球なのか、地球外のどこかなのか、“競馬の国”なるものがあって、そこに電話をかけると、いつ終わるとも知れないレース実況が延々と続いているのかもしれない…。ま、調べてみればすぐに分かることではあるが、こんな妄想も悪くはないので、しばらくはこのまま放置しようと思っている。

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フェブラリーS

2012/02/19 10:28
◎ワンダーアキュート
○トランセンド
▲エスポワールシチー
△ダノンカモン
△テスタマッタ
△シルクフォーチュン

木曜日まではトランセンドで仕方ないかな…と思っていたが、枠順を見て変更。同じく外枠だったJCダートでは藤田の気合い逃げがハマったが、そう何度も同じ手が通用するとは思えない。

展開的に○▲を見ながら脚を伸ばせる◎ワンダーアキュートに利があるのでは。スタート直後につまずいたり、地方の深い砂でも勝ち負けしている充実度を思えば、本質的に向きそうな直線の長い左回りのマイルで、力を出し切れば逆転まであっていい。

▲エスポワールシチーは、勝負付けが終わったような気もするが、乗り替わりの新味と、○のハナを叩いて行き切れれば。他では、追い込みの△3頭だが、よほど前がやり合わないと、突き抜けるまでは…?

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小田切馬名の詩情

2012/02/09 11:41
マチブセ
カゼニフカレテ
シアワセノヒビ
イカガデスカ

先週の日曜京都3Rの新馬戦。小田切馬「キレナダケデス」の馬名にしばし目を奪われ、その馬柱に記された兄姉たちの馬名を眺めているうちに、ふと不思議な感慨に捕らわれた。この一連の馬名は、まるで詩のようではないか。その背後に、何かセンチメンタルなストーリーが隠されているような気さえしてくる。血統表に記された競走馬の名前は優れた「文学」だと思うが、本邦においては小田切馬ほどその妙味を味わわせてくれるものはない。しかも小田切血統が枝葉を広げるごとに、そのポエジーもまた意外な展開を見せる。

例を挙げればきりがないが、例えばこんな支流がある。

シツレン
アリウル
キミトイツマデモ
ワラオウヨ

これもまた短詩型で表現された立派なストーリーに違いない。何という風雅だろうか。

小田切さんのネーミングセンスは、「ガンガンユコウゼ」「キママホウダイ」「シンジルキボウアイ」「ヒノクニリョジョウ」など、現3歳世代も実に冴えている。何といってもオレハマッテルゼの初年度産駒がデビューした世代でもあるし、「ドウニカナルデショ」は出走取消でどうにもならなかったし、「ギリサントポケサン」の馬名意味が「ギリさんとポケさん」でさっぱり分からないし、とにかく話題には事欠かない。

思えば小田切馬名との付き合いも長くなった。クラブ馬がこれだけ増殖し、カントリー牧場の廃業など世知辛いニュースが相次ぐ中で、個人馬主がこれだけブレずに持ち馬を走らせ続けているのは稀有な例ではなかろうか。しかもそれが気取った馬名ではなく、「オマワリサン」や「タコ」だったりするのだから、一見感傷とは無縁のお気楽さである。しかしふとした瞬間、そこに思いがけない詩情を発見して、谷川俊太郎の「かなしみ」じゃないけれど、ぼくは何だか余計に悲しくなってしまったのだ。
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